
はじめまして、Pecoです。
農薬や除草剤を使用せずに育てた有機野菜・オーガニック食品が注目されるようになり、WWOOF(ウーフ)というコトバを耳にされること多くなってきたのではないでしょうか。
私はオーストラリアのワーホリ中にWWOOF(ウーフ)を体験させて頂きました。
WWOOFとは、ファームをされている家族の家にステイさせて頂いて1日3~5時間お手伝いをします。
お給料は発生しませんが、その代わりに3食と寝る場所を提供して頂けます。
短期間でしたが、家族の一員のように温かく迎え入れて頂き、一緒に過ごした時間は数年経った今でも忘れられない素敵な思い出です。
自然豊かな環境で、おいしい空気を吸って、土に触れ、オーガニックな食事を頂く生活はあなたの人生を変えるかもしれません。体験談を交えながらWWOOFとはどんなことをするのか、そしてWWOOFの魅力についてお伝えしていきます。
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オーストラリアでWWOOF体験オーガニックな暮らし


WWOOFって一体どんなことをするのか、WWOOFについて解説していきます。
WWOOF(ウーフ)とは?
イギリスでWWOOF(ウーフ)の活動は始まりました。
週末のお休みを利用して、都会で暮らす人と、食を支える農家の人の交流・触れ合う機会を作る目的で、『Working Weekends on Organic Farms』として、1971年に設立されました。
その活動が週末だけでは収まらず、イギリス全土に広がったことで、『Willing Workers on Organic Farms』に変更。
そして、全世界に広がったことで現在の『World Wide Opportunities on Organic Farms』
「世界中でオーガニックな生活・農業との出会い」に変更されました。
ファームで作業をしますが、給料は発生しません。
賃金の代わりに、食事と宿泊できる場所を提供して頂けます。一日の労働時間は、4~6時間が平均。お休みもあります。
食事は基本的にホストと一緒です。一緒に作ったり、日本食をふるまったり。長期滞在だと、家族の一員のようになります。
このようにWWOOFを利用して、お手伝いする人たちのことを、『WWOOFer(ウーファー)』と呼びます。


WWOOFer生活と仕事内容


◆ 仕事内容 ◆
草抜き・植え替え・収穫・トラクターに乗ってワラなどを移動。作業の内容は、お天気などにより毎日異なります。子どもが小さい家庭だと、一緒に遊ぶこともお手伝いになります。
一緒に滞在していた、カナダ人のウーファーは、『蜂蜜をとる養蜂箱(ようほうばこ)の設置』を自らの課題プロジェクトとして挑戦していました。





命を頂くということ、鶏を絞めて血抜きをし、羽を抜く工程を見学・体験させて頂きました。
残酷と思われるかもしれませんが…。私たちは、日々命を頂いて生きることができているのだなと身をもって学ばせて頂きました。
WWOOFerのお部屋と食事




お部屋はカナダ人の女の子とシェアしていました。
滞在先の家族構成は、ご夫婦と当時3・6・11歳の子どもの5人家族です。それに、ウサギ数匹、ニワトリ、ウズラ、羊と黒い仔猫が2匹でした。
食事は家族みんなで頂きます。ファームで栽培されたお野菜をふんだんに使ったサラダとメインディシュ。
体を動かした後に頂くご飯は格別です!
ホストが作ってくださったお料理は今まで頂いたどんな料理よりも贅沢で美味しかったです。温かくて、幸せな時間を過ごさせて頂きました♪♪
パーマカルチャーとは


『サステナブル』 という言葉、最近よく耳にしますよね。Sustainable (サステナブル)とは、「持続」という意味です。
現在、全世界で使われている解釈としては、人間が環境や生態系に悪影響を与えないよう共存していく世界を目指し、地球を存続させましょう。
『人間・自然・動物が共に歩み、今の世界を持続させる』ということです。


山火事・水不足などの環境問題が深刻化しているオーストラリアでは、Sustainable (サステナブル)とPermaculture(パーマカルチャー)はよく耳にする言葉です。
Permaculture(パーマカルチャー)とは、オーストラリアで生まれた言葉で、permanent永久的な、agriculture農業 『ずっと継続できる循環型の農法』という意味になります。


お世話になったファームでは、パーマカルチャー・持続可能な農法を追求されていました。
農薬・除草剤などの薬品を一切使用せず環境と人体への配慮、そして循環させて再生に繋げる取り組みをされていました。
パーマカルチャーの発祥の地、オーストラリアにはパーマカルチャーを取り入れた生活を学びたい人たちが世界各国からWWOOFerとして訪れています。
WWOOF受け入れ先の探し方


オーストラリア以外でも、多くの国でWWOOFは取り入れられています。友人からの紹介以外でWWOOFをされる際には登録が必要です。
WWOOF選びのポイントと注意点
小さなお子さんや動物がいると、にぎやかで会話もはずみます。
小規模のファームだと、ホストの家族と交流する場面や時間が多くなります。逆に大規模だと、忙しいですが、他の国からのウーファーも多く友達が沢山できる点ではメリットです。
体力に自信がない方は、フルーツなどの果樹園は、収穫時期だと、体への負担が大きいかもしれません。身体に負担がないよう、心地良くお手伝いができる環境かをしっかり自分で見極めてから、問い合わせましょう。
WWOOFの登録
WWOOFの登録には年会費が必要です。登録し、支払いが完了すると会員番号が発行されます。その登録が完了すると、募集しているファームの詳細情報を見て問い合わせることができます。
◆ 登録費について ◆
オーストラリアの場合
$70 ¥5,653 / 2年
日本の場合
¥5,500 / 18ヶ月(初年度のみ)
2021年12月現在
※料金は国によって異なります
世界のWWOOF情報
国ごとで少しずつ特徴が異なっています。色んな国で体験ができるので以下参考にしてみて下さい。
国 | H.P |
オーストラリア | WWOOF Australia |
カナダ | WWOOF Canada |
フランス | WWOOF France |
ドイツ | WWOOF Germany |
日本 | WOOOF Japan |
韓国 | WWOOF Korea |
ニュージーランド | WOOOF New Zealand |
イギリス | WWOOF UK |
アメリカ | WWOOF USA |
WWOOFに必要な英語力


英語レベルは初心者でも大丈夫です。
文化交流を楽しみにされている受け入れ先も沢山あります。流暢に話せなくても、料理や得意なことを通していくらでもコミュニケーションは取れます。
せっかく参加するのであれば、後悔しないように準備しましょう。ある程度コミュニケーションがとれるレベルの英語力があると、ホストとの会話もはずみますし色んな情報を交換することができます。オンライン英会話などを活用して英語に慣れておきましょう。
セカンドビザ希望の方へ
以前は、WWOOFerとしてファームで働いたら『セカンドビザ』(ワーホリを1年延長できるビザ)を申請することが可能でした。しかし、2015年より、WWOOFの無給就労では残念ながら『セカンドビザ』の申請ができなくなりました。
セカンドビザを希望される方は、セカンドビザ申請に対応しているファームを探しましょう。
WWOOF体験まとめ


いかがでしたでしょうか。
オーガニックやサステナブルなライフスタイルへとシフトしている中で、WWOOFや自然農法への取り組みは世界的に注目されています。
WWOOF体験は間違いなくあなたの人生を豊かにしてくれます。食や健康について考えるきっかけになり、新しい出会いと発見が必ずあります。
家族の中で一緒に生活させてもらう中で家族の温かさに触れると同時に家族が抱える悩みにも出会い、気付いたら第二の我が家のような大切な場所になるかもしれません。
素晴らしい経験と人生の財産ともなり得る想い出を作れるといいですね♪


さいごに・・・
ファーム経験もない不器用な私に色々教えて下さり、家族のように温かく迎え入れ、忘れられない想い出を沢山くれた大好きなホストファミリーに心から感謝です!!
Special Thanks to Synchronicity Farm 🙂


英語は、間違っても気にせず話す度胸を持てるようになってはじめて、自然に話せるようになります。毎日の積み重ねと練習が大切です。初心者で英語が不安な方にはABCアカデミーがおすすめです。ある程度の基礎をお持ちの方はベストティーチャー(Best Teacher)。無料で体験レッスンが受けれます。
まずは、第一歩をふみだしてチャレンジしてみて下さい。
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